・面マスクは自己判断となりましたが、高齢剣稽古会参加者は引き続き面マスク・マウスシールドの装着、さらに体温チェック、手指消毒等の感染対策をお願いします。
福島県高齢者剣友会会長(県剣連高齢者部会長)あいさつ 石田 慶節
このたび中山健一先生の後任となりました石田慶節でございます。皆様のご協力により、先輩方が築かれた伝統を大切に受け継ぎながら時代に合った対応を心がけ、県剣連及び高齢剣(高齢部会)の更なる発展に寄与できるよう誠心誠意努めてまいります。会員の皆様の温かいご支援を衷心よりお願い申し上げます。
さて、先日、福島県の人口に占める65歳以上の割合が32.9%に達し、3人に1人が高齢者となったという報道がありました。96歳でお亡くなりになる直前まで面を着けられて稽古をなさっていた相楽芳三先生(元県剣連会長)の座右の銘「終生修業」の意味が改めて重く感じられ、老いても尚、剣道の理念である人間形成を求めて稽古を続け、若い芽を育てる活動などを通して、少しでも剣道の普及発展のお役に立とうとする心意気が大切であるとの思いを強くいたしました。
コロナ禍とはいえ、マスクやシールドの装着、暫定的な試合規則の運用など、科学的根拠を基にした対応によって、以前よりは充実した稽古が可能となりました。しかし、感染による重症化が懸念される高齢者としては、もうしばらくは感染症対策に特段の留意が必要であると考えております。そうした点にも十分配慮しながら、高齢者の存在が社会の負担ではなく、むしろ社会貢献につながるよう、これまで通り月一回ほどの定例稽古会の開催はもちろん、新たな活動にも可能な限り取り組んでまいる所存でおります。
本会の会員は、男性還暦以上、女性50歳以上となっておりますが、こだわられることなく、どうぞ剣友をお誘いいただき、稽古会に奮ってご参加いただきますようお願い申し上げて挨拶といたします。
◎高齢者部会では、11/4(土)13:00~16:00までの間、福島市東部体育館において「蘖」活動を行いました。「蘖」とは木の切り株から育つ若芽を意味しますが、今回は警視庁特錬として女子剣道選手権準優勝を初め、全国大会で活躍している福島市出身の佐藤みのりさんを招き、福島市内の小・中学生にご指導を頂きました。教えてもらったことを実践し、若芽が順調に育つといいですね。
高齢剣では3月21日の総会後、第2回定例稽古会を開催しました。
高齢剣では12月17日に本年度最後の稽古会(納会)で、少年の健全育成を目的とした蘖(ひこばえ)活動も併せて実施しました。(郡山市、須賀川市の少年剣士が参加)